2022/10/14
もう、僕は41歳。
過ぎ去ってみたらアっという間の人生だった。
80歳まで生きたとしても、もう人生の半分は過ぎてしまっている。
生きられても、あと30年くらいだろう。
だから、毎年1年経つ度に『★△分の1が終わった』と思う事にしている。
残り30年と思えば、今年終われば30分の1が終わったって感じだ。
この歳まで生きて、唯一計算違いだった事は1つだけある。
定職に就けてないとか、金がないとか、そんなんじゃない。
唯一の計算違いは【お母さんが死んでしまった事】だ。
計算違いって言いかたよりも、望みや希望と違ったって言った方が良いのかな。
当たり前のように元気なまま、80代半ばまでは元気でいてくれるもんだとばかり思っていた(お婆ちゃんが86歳まで生きたので・・・)
それが、思っていたよりも10年以上も早く別れが来るなんて思ってもみなかった。
よく『親はいつまでも生きていない。早かれ遅かれ別れる時が来る』と言ってくる年上の人がいる。
『早かれ遅かれなら遅いほうが良いに決まってるだろ!アホが!』と腹の中で思いながら聞いてやってる。
僕の中では、お母さんがいない事というのは、精神面で非常に辛い事なんです。
親がいないと、食わしてもらえないから金が辛いからだろ?と思う人もいると思いますが、
金なんかよりも、精神的にいないのが辛い。
綺麗事に聞こえるかもしれませんが、何もなくても、お母さんが生きていてくれたら嬉しかったんだ。
こんな41歳の気持を踏まえて、この後を読んで欲しい。
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10代~20代前半の若者に『今が一番楽しい時だよ』という事を言う意味って・・・
この台詞、誰でも1度は言われた事があるんじゃないですかね?
高校時代とか、10代~20代前半のフリーター時代とか、大学時代とか・・・。
僕も10代の時はよく言われた。
『その若さが羨ましい』とか『歳はお金で買えない』とか、おばさんのパート連中によく言われてた。
僕は愛想笑いで返すくらいしかできなかったけど、
この『一番いい時』って意味が、41歳になって両親共に死んでしまった今となっては何かわかるような気がした。
若い時って、単純に若さ(体力あるとか)が羨ましいのかな?って思ってたけど・・・。
もちろん、若い時の体力や運動神経の良さが羨ましくて言う人もいるかもしれない。
多分、大体の人は『今が一番良い時だよ』って台詞の中には、
生活がかかってなくて親のすねをかじって過ごせる時期とかの意味もあるのかもしれない。
歳をとればとるほど、親のすねをかじって生きている奴は当然のごとく風当たりは強くなるからな。
そして、何よりも【生死に関わる深い悩みが起きてない時期】ってのが一番大きいんじゃないかと個人的には思うわけです。
もちろん、幼くして親が亡くなる人もいる。(でも比率として、親が生きてるほうが圧倒的に多いだろう)
ここが1番大きい気がするんですよ。
自分が十代なら親も若かったりして、親は親で友達と遊びまわったりして楽しそうに生きていたりする。
だから親の心配とかも弱ってないだけに、意外としなかったりする。
よく、社会人になって状況して数年経った頃に、親が調子悪くなって帰省した時に親が老け込んでいてショックを受けた的な話を聞く。
ここが1つのポイントで、親が若くして子供を産んだかどうかでも変わってくるけど、
親の心配とかを、やっとここで感じるようになる。
これは親に限らず、兄弟でも友達でも、元気な時は喧嘩ができる。
でも弱っていたり大きな病気になってる相手と喧嘩なんかとてもじゃないけど出来ないわけだ。
そうやって歳をとっていくと、色々と深く重い悩みが多くなっていく。
恋愛の悩みなんかじゃない。【死】に関する不安と悩みだ。
この悩みと不安ってのは、もうどうにもならないくらい辛い。
金でも解決できないし、努力も何も関係ない。
そんな辛さを経験して、打ちのめされて、それでも生きていかなくちゃならなくて、
日々、辛いけど生きていってる中で、バイト先でゲームの話やアニメの話し、アイドルの話で盛り上がってる20歳前後のフリーターと話す。
そこで思っちゃうんだよな。。。
『今が一番良い時だよ・・・』ってね・・・。(*冒頭の写真は一番良い時だった時の僕・・・)